2019年06月07日

加藤美紀 個展「祈りの集積」

加藤美紀 個展「祈りの集積」
2019.7.13(土)~ 7.30(火)

清アートスペース
場所:東京都港区西麻布3-20-14 梅田ビル1階(六本木駅)
営業時間:11:00 ~ 19:00
休廊:(月)

作品「伏見の狐:鍵」

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「伏見の狐:鍵」(65cm x 30cm)
「祈りの集積」(M100号)
「伏見の狐:玉」
の3点が京都の伏見稲荷大社をテーマにした絵になります。

創建は708年頃(711年和銅4年2月11日初午の日説)、奈良に平城京が遷都される頃です。
それから1300年、人々の願いを受け止め続け、今では奉納された朱色の鳥居が山を巡るトンネルのようです。

大小の鳥居、絵馬、狐の狛犬…
全国に3万社ある稲荷神社の総本社でもありますから、その祈りの数は膨大です。

人々の願う内容は時世によって変わったでしょうが、平和や幸せ富や健康を求める姿は変わらないように思います。

そんな聖地の稲荷山ですが、そこで暮らすお狐様にとってはいつもの日常。

・・・

千年の時が流れ時代が変遷しても、人の生み出す願いは変わらない。
過去現在未来、那由多の祈りはここに集積する。

我ら伏見の神使白狐。願いを叶える者なり。
人々の祈りの数が我らの力を強くする。

「伏見の狐:玉と鍵」の狐さまより

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2019年の年が明け、令和となり、そして個展の夏が来る…
月日の流れはとても早いですね。もっと頻繁に日記を更新するはずだったのですが、もう6月です。
せめて個展期間中は多く更新できるようにしたいと思います。

着物「水玉椿」もいよいよ発売です。
個展にあわせ、水玉椿を取り扱ってくださるネットショップにて7/13から発売開始(現在準備中)

様々ご紹介して参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
posted by mikikatoh at 16:56| 展示

2019年01月16日

Japaaan

ウェヴマガジン Japaaan にて「水玉椿」を取り上げていただきました。
とても嬉しいです。ありがとうございます!


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以前にも、私の作品についてもとても素敵に書いてくださいました。


京朋さんに「絵から飛び出す現実の着物を作りたい」と声をかけていただき、京朋さんの希望+私の譲れないポイントを踏まえて、わりと自由に出発しました。
アンティーク着物好きの私から見て、まだ派手派手な着物を着るには勇気の出ない初心者さんに着やすく、ド派手な柄を着こなす玄人さんにも「これなら着てみたい」と思ってもらえるものを…と考えデザインしました。

今まで(今も)未知の連続で作ることのみに精一杯でそれより先まで想像する余裕がありませんでした。やっと「着る物」として考えられるようになってきた感じです。
しかし私の思考は二次元まで…果たして着物という本物の衣服として成立しているのだろうか?ニンゲンに似合う物になっているのだろうか?

もし現実世界でこの着物を着てくれている方を見てしまったら、もう畏れ多くて私の心臓は緊張のあまり止まってしまいそう…

自分にとって初めてというものは、進む先全てが不確かで不安でドキドキが止まらないものですね。
良いものが作れますように。毎日祈っています。
posted by mikikatoh at 22:19| 着物

2018年12月29日

「水玉椿」マス見本

「水玉椿」のマス見本(染め見本)が年末になり、やっと求めていた色になって来ました!

着物の染料は、蒸すことで発色&定着します。
蒸し時間やその日の天候でも微妙に色が変わるそうで、蒸し器の入れ替えもあった為、毎回かなり色が揺らいでいたのですが…やっと安定したようです!

かつて京都の着物製造は巨大産業だった為、今もすべての工程が分業で別の工場で行われています。
染める工場が染料の調合をがんばっても、別の工場での作業が安定しないと同じ色が出せないというわけです。
これは本当に難しいことです。

マス見本が届くたびに、眉間に皺を寄せ「どうしたものか…」と悩んでいましたが、やっと着たいと思える着物になりました!
まだ気になる色や見せられない状態のモノもあったりしますが、年末ギリギリ本当にホッとしました。
ありがとうございます!!

iPhoneでの撮影で上手く撮れていませんが…

小鳥ちゃん達こんなに愛おしくなりましたよ。絹の柔らかさが気持ち良いです。

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小鳥さん帯、色展開。

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椿の着物。白部分が少しマットでシルク印刷のようになっています。色が淡く柔らかいのですが、この質感の違いがあるので椿に存在感が出ています。

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シマシマの帯と薔薇の帯。
青の色が出なくて出なくて…青が全部紫になってしまっていたので「青が青い!(感涙)」と胸がいっぱい。

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薔薇の着物と、椿の羽織は今もまだ試行錯誤中です。

11月の京都にて、着物を染めてくださっている工場さん。
一反の布を貼り、柄を1つ飛ばしながら染めていくのだそうです。全く悩む事なく機械のような手さばきで染めていて、すごかったです。

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着物の制作は普通のお仕事とは全然違っていました。内容や時間の感覚や様々な事が…想像を超える大変さでした(笑)

まず、着物のデザイン画を描き、京都が背景の絵も描く約束だったので絵の下絵(ラフ)を描き、ブランド名を決め…
と、ここまでを1ヶ月くらいで頑張りました(当初は半年早い発表予定だったので)。

それから、原寸の図案を描き、絵の原画を描き、色展開を考え、色見本チップを作り…

3月発表から9月発表に延期されましたが、マス見本が出るまで1ヶ月程必要なので色が違う度に焦りました。

9月に「水玉椿」発表があったので(京朋さんの年二回の大きな発表会)それに伴う色々なことがあり、メインビジュアルの絵を描き…(個人的にホームページのリニューアルもしたので、水玉椿ページも作りました。)
この時には現物をお見せできない状態で「大丈夫かな?」と心配していました(汗)

そんなこんなで、悩みながらずっと作業し続けていましたので、「これ着たい!ときめく〜!」と思える日は、辿り着けない場所のように感じていました…
だから、まだ完成してないけど、わーい!わーい!

2018年も残るところ後少し。
「水玉椿」のご報告ができました事、とても嬉しく思っております。

今年は初めてのことが多い一年で、特別大変だったようにも思います。
沢山の方に助けていただき、手を差し伸べていただき、だからやりきれたのだと思っています。
応援してくださいました方々、本当にありがとうございました!
2019年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
posted by mikikatoh at 23:00| 着物