2019年06月17日

加藤美紀 個展「祈りの集積」真紅

849E1ED7-A40B-4F4F-A266-662893F18FF9.jpeg

ーーー

タイトル:真紅(SHINKU)
場所:東京都千代田区・神田明神
制作年:2014 + 2019年
画材:ワトソン紙、ガッシュ
Painting material:Watson paper, Gouache
サイズ:410mm × 290mm

台湾のギャラリーから3年ぶりに私の元へ戻ってきました。
やっと神田明神の絵を加筆修正&改名できました。

ーーー

神田明神は平将門をお祀りしている東京にある神社です。創建は730年。
将門は平安時代中期の関東の豪族で、天皇がありながら自ら「新皇」を名乗り東国の独立を目論んだ朝敵です。

即位2ヶ月で討伐され、京都で晒し首となりました(記録上初めての獄門)。
その首は何ヶ月経っても朽ちず、関東を目指して、空高く飛んだといいます。
そして落ちたのが首塚の由来です。
祟りの噂は、今でも実しやかに語られています。

そんな妖しさが纏わりつく平将門なのですから、この人にも何か「待ち続けて鬼になります」みたいな狂気を滲ませたいと思っていました。

さあ、大きく修正。
潔く顔をていっ!と塗りつぶします。

B13739E3-CEFE-4F66-BD8A-A22CFACC18A8.jpeg

新しい顔を描いていきます。

25EFD9F4-205B-4892-A567-FF4A21258CEE.jpeg

保存していた紙パレットがここぞとばかりに大活躍です。

2B2212F0-5DEA-49D8-9FBB-70B65EB3A903.jpeg

完成!
狂気なのか聡明なのか?そんな紙一重な顔になりました。

BC9691C2-2AF3-4937-BCB4-8ABCEA7875E0.jpeg

額縁に入れるとこんな感じです。
パネルから剥がした状態なので、修正により少しふにゃりますが、そんなところも味かな?と思っています。

666551DB-CDD5-47B3-A4E1-B3A5DD5CD1B9.jpeg

ーーー

加藤美紀 個展「祈りの集積」
2019.7.13(土)~ 7.30(火)

レセプションパーティー
7月13日(土)18:00 ~ 21:00

清アートスペース
場所:東京都港区西麻布3-20-14 梅田ビル1階(六本木駅)
営業時間:11:00 ~ 19:00
休廊:(月)・祝


posted by mikikatoh at 18:00| 展示

2019年06月15日

加藤美紀 個展「祈りの集積」深濁

B7394066-BECA-4BDC-B597-7CAC66A0EE76.jpeg

ーーー

タイトル:深濁(SHINDAKU)
制作年:2015年
画材:木製パネル、ワトソン紙、ガッシュ
Painting material:Wood panel, Watson paper, Gouache
サイズ:410mm × 318mm(F6)

狂ったパースをやっと修正しました!
ついでに気になる部分も直しました。ですが、全体の印象を変えるほどの変化ではないので、制作年は2015年のままにしました。

ーーー

伏見が頂点の狐なら、こちらは末端の狐。
近所の個人宅にある小さな屋敷神です。

C082A0CA-2A4E-42F4-9296-B136357192EC.jpeg

2DEDA739-2047-4994-A07F-38BFEA286B15.jpeg

祠の横の汚れた水路と木の根が印象的で、犬の散歩途中「狐さんはどう思っているのだろう?」と考えたのがこの絵を描くキッカケでした。

8BB482C4-D415-4245-BD79-2436C9CB4ED1.jpeg

E01B4A4C-1D59-4948-9B3B-D6B445F8E622.jpeg

稲荷神社では、宇迦之御魂神など五穀豊穣を司る神様を主祭神としています。白狐はその神にお仕えする眷属です。なので神道の神使としてこの2匹は描かれているのですが…

遠目から見た時に、白狐に乗っている仏教の神「荼枳尼天」に空目したらいいなと思ってこの構図にしました。

明治で神仏分離されましたが、元々混同されていた神仏習合を試みています。
神仏をパッキリ分けるよりも、一緒の方が日本的でおおらかで好き。

B3EB0B9E-1944-4B70-8D73-6D3A2A0C1251.jpeg

ーーー
加藤美紀 個展「祈りの集積」
2019.7.13(土)~ 7.30(火)

清アートスペース
場所:東京都港区西麻布3-20-14 梅田ビル1階(六本木駅)
営業時間:11:00 ~ 19:00
休廊:(月)

posted by mikikatoh at 15:00| 展示

2019年06月09日

加藤美紀 個展「祈りの集積」花菖蒲

個展に出品する作品の紹介をしていこうと思います。

538838EC-70E7-4EBB-A5BA-4DD3E1F122D1.jpeg

ーーー
タイトル:花菖蒲(HANASHOBU)
制作年:2019年
画材:木製パネル、ワトソン紙、ガッシュ、岩絵具、水干絵具
Painting material:Wood panel, Watson paper, Gouache, Natural mineral pigments, Dyed Mud pigment
サイズ:410mm × 318mm(F6)
ーーー

花菖蒲の精のようなイメージです。
作品の意味よりも、色の組み合わせの美しさを求めました。
ガッシュでは出せない質感が欲しくて、一部に岩絵具を使用しております。

制作途中
この子があまりにも純粋無垢で穢れのない顔をしていたので、髪の色が銀色になりました。
銀髪に合わせて着物も薄紫になり…
この子だからこの色になったと言うべきでしょうか。

589FE612-514D-4109-B2DD-4B146A44E070.jpeg

画像の色をがんばって原画に合わせたのですが、やはり本物の方が良いです…

B2855DC6-F49E-49AA-807E-1A36B88B3672.jpeg

帯留はルネ・ラリックの蜻蛉のブローチ。
こんな風に贅沢に使えたら素敵。

A779F708-2349-4FE8-98A9-072C559E0CEB.jpeg

額に入れるとこんな感じです。

0B30D9B3-9835-4447-BB23-71C1E297CB0B.jpeg

実は「花菖蒲」は以前から描こうとしていた絵です。
銀箔にして色もマゼンタの予定でした。
しかし銀箔だとイマイチで途中で頓挫。
柴又FU-TENの壁画(2018年5月制作)でこの着物を描いてしまったので、今回は色を変えました。

↓制作中に見本にしています。

9FF68499-A466-406D-AD12-2EB13C57FFDA.jpeg

柄はちょっと違いますが…イメージは同じです。

4DF30E13-9315-48F0-B7C2-70C8F62FBBAD.jpeg

ちなみに壁画の完成はこんな感じ(カメラマンさん撮影)

EEF8B1AA-27E6-44AD-BF9A-1EDD06326B8F.jpeg

ぜひ「花菖蒲」の実物を見ていただけましたら嬉しいです。
柴又FU-TENが気になった方はこちら(^ ^)

ーーー

加藤美紀 個展「祈りの集積」
2019.7.13(土)~ 7.30(火)

清アートスペース
場所:東京都港区西麻布3-20-14 梅田ビル1階(六本木駅)
営業時間:11:00 ~ 19:00
休廊:(月)
posted by mikikatoh at 12:00| 展示