
新年明けましておめでとうございます。
2020年初の展示は、去年と同じグループ展「鸞翔鳳集展」となります。
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「鸞翔鳳集展Vol.3」
出品作家
阿部観水、大矢加奈子、島ア良平、朱華、檜垣友見子、谷下田朋美、山岸千穂、吉田朗、吉田涼香、尾ア慶子、加藤美紀、空山基
会期: 1月10日(金)〜2月1日(土)
営業日時:火〜土 午前11:00〜午後7:00
休廊:日・月
オープニングレセプション
1月10日(金)18:00 - 19:30
ギャラリーMUMON
住所:東京都中央区銀座4-13-3
電話:03-6226-2555
詳しくはこちらをご覧ください
出品作品は1点
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タイトル:新時代
場所:富士山
制作年:2020年
画材:木製パネル、ワトソン紙、ガッシュ
サイズ:410mm × 318mm(F6)
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令和という時代を迎え、その瞬間にまさに生きているという奇跡。描かないわけにはいきません。
「時代の始まりを祝す絵を描く」事が一番の目的でした。
昨年は破邪の剣でしたから、今年は破魔の矢。
弓矢といえば流鏑馬。
馬ではなく瑞獣にするととても縁起の良い絵になるのではないだろうか?と、霊獣を描きたいブームの私は麒麟に決めました。

仁の心を持つ君主が生まれると姿を現すという麒麟、戦争や紛争が止まない世界で、令和が平和な時代でありますように…という祈りでもあります。
誰も傷つけない麒麟の放つその矢は光でできています。
麒麟のお飾りは平安時代頃に流行った「唐鞍」をイメージしていますが、アレンジされているので正確ではありません。
麒麟に騎乗する少女は神のような尊い存在。
以前描いた「日ノ本」のように強い子供を描きたいと思っておりました。
そして「水玉椿」の着物を子供に着せてみたいとも思っているところでした。そこで絵の中で着せてみることにしました。
着物ありきでしたので、それに合わせて全体の色は決まりました。
弓道も流鏑馬も普通は袴に弽(鹿の手袋)という姿ですが、そうすると狩に行くようですし人間臭いので、そのままの着物姿にいたしました。
令和初の年明け。
絵の後光を朝日と思えば、それは幕開け。
夕日と思えば、光陰矢の如し。
(私はどちらかというとこちらです。富士山の穴(宝永火口)の角度からして太陽の方向は北西…でもこれはどうでもいいのです)
素晴らしい時代となりますように。
2020年が皆様にとって幸せな年になりますように。
本年も宜しくお願い申し上げます。