2019年06月24日

加藤美紀 個展「祈りの集積」水玉

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タイトル:水玉 (MIZUTAMA)
制作年:2018年
画材:木製パネル、ワトソン紙、ガッシュ
Painting material:Wood panel, Watson paper, Gouache
サイズ:333mm x 242mm(F4)
着物デザイン『水玉椿』作品

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私がデザインし株式会社京朋から発売される着物ブランド『水玉椿』
絵から飛び出す本物の着物をということで、この作品は描かれました。

初期着物デザイン画

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実際に着物と帯にした図案

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背景の場所は、今時の「インスタ映えする京都」…とのことで清水寺近くにある八坂庚申堂。
日本三庚申の一つ。庚申信仰のお寺です。

「庚申(こうしん)」とは、干支の「庚(かのえ)」「申(さる)」の日。
「庚申の日」とは一言で言うと、「この日に寝ると早死にするから徹夜!」の日です。

体の中に住む3匹の虫(三尸・サンシ)は本体の人間が死ねば自由になれるので早死にを望んでいます。
庚申の日にだけ寝ている間に抜け出す事ができ、天帝に悪事をばらすことで本体の寿命を縮めさせます。なので長生きしたい人は徹夜をすることで虫が抜け出すのを防止するのです(清廉潔白な人なら熟睡)。
次の庚申の日は7/22(月)です。

そして境内にあるポップでカラフルな丸い玉、これは「くくり猿」、欲望のままに行動する猿を動けなくして心をコントロールしようというもの。
1つ欲望を我慢すると願いが叶うそうな。
なのでこれは、捨てた欲望の集まりなのです。

私はこれを「縛られた欲望」と思いながら1匹1匹の猿を描きました。
だからほら、キーキー騒いで生き生きしているでしょう?

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考えるとちょっと怖いこの意味を、知ってか知らないでか?
フォトジェニックに微笑みます。
このギャップがいかにも現代だなと思うのです。

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加藤美紀 個展「祈りの集積」
2019.7.13(土)~ 7.30(火)

レセプションパーティー
7月13日(土)18:00 ~ 21:00

清アートスペース
場所:東京都港区西麻布3-20-14 梅田ビル1階(六本木駅)
営業時間:11:00 ~ 19:00
休廊:(月)・祝


posted by mikikatoh at 12:00| 展示