2019年06月29日

加藤美紀 個展「祈りの集積」DM

個展DMとプレスリリースをこちらに貼ります。

個展作品のあれこれなど、書きたいことは沢山あるのですが…
なにせ制作が絶望的に間に合いません。
もう完成させるのは無理なので、せめて誤魔化せるくらいには!って思っていましたが、それすら微妙です。ピンチです…
そんなわけで、ギャラリーの設営が終わるまでは、お知らせや更新ができないかもしれません。

「水玉椿」発売についても、ネットショップ情報(取扱店情報)、実際の商品写真や値段や注文方法のあれこれなど、わかりやすく紹介したいと思っています。
こちらもギリギリで、商品撮影など絶賛準備中!です。

どうぞよろしくお願いいたします。

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加藤美紀 個展「祈りの集積」
2019.7.13(土)~ 7.30(火)

レセプションパーティー
7月13日(土)18:00 ~ 21:00

清アートスペース
場所:東京都港区西麻布3-20-14 梅田ビル1階(六本木駅)
営業時間:11:00 ~ 19:00
休廊:(月)・祝

posted by mikikatoh at 20:18| 展示

2019年06月24日

加藤美紀 個展「祈りの集積」水玉

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タイトル:水玉 (MIZUTAMA)
制作年:2018年
画材:木製パネル、ワトソン紙、ガッシュ
Painting material:Wood panel, Watson paper, Gouache
サイズ:333mm x 242mm(F4)
着物デザイン『水玉椿』作品

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私がデザインし株式会社京朋から発売される着物ブランド『水玉椿』
絵から飛び出す本物の着物をということで、この作品は描かれました。

初期着物デザイン画

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実際に着物と帯にした図案

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背景の場所は、今時の「インスタ映えする京都」…とのことで清水寺近くにある八坂庚申堂。
日本三庚申の一つ。庚申信仰のお寺です。

「庚申(こうしん)」とは、干支の「庚(かのえ)」「申(さる)」の日。
「庚申の日」とは一言で言うと、「この日に寝ると早死にするから徹夜!」の日です。

体の中に住む3匹の虫(三尸・サンシ)は本体の人間が死ねば自由になれるので早死にを望んでいます。
庚申の日にだけ寝ている間に抜け出す事ができ、天帝に悪事をばらすことで本体の寿命を縮めさせます。なので長生きしたい人は徹夜をすることで虫が抜け出すのを防止するのです(清廉潔白な人なら熟睡)。
次の庚申の日は7/22(月)です。

そして境内にあるポップでカラフルな丸い玉、これは「くくり猿」、欲望のままに行動する猿を動けなくして心をコントロールしようというもの。
1つ欲望を我慢すると願いが叶うそうな。
なのでこれは、捨てた欲望の集まりなのです。

私はこれを「縛られた欲望」と思いながら1匹1匹の猿を描きました。
だからほら、キーキー騒いで生き生きしているでしょう?

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考えるとちょっと怖いこの意味を、知ってか知らないでか?
フォトジェニックに微笑みます。
このギャップがいかにも現代だなと思うのです。

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加藤美紀 個展「祈りの集積」
2019.7.13(土)~ 7.30(火)

レセプションパーティー
7月13日(土)18:00 ~ 21:00

清アートスペース
場所:東京都港区西麻布3-20-14 梅田ビル1階(六本木駅)
営業時間:11:00 ~ 19:00
休廊:(月)・祝


posted by mikikatoh at 12:00| 展示

2019年06月22日

『水玉椿』のあれこれ

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絵から抜け出る本物の着物、というコンセプトで誕生した『水玉椿』

ブランド名を決める際、名前の響きの可愛さと共に、私の「大好き」を詰めこみたいと思いました。
アンティーク着物にハマると「薔薇、小鳥、蝶々、水玉」を狂ったように好きになるという不思議。
その中の「水玉」に1番好きな花である「椿」をくっつけました。
特に斑入りの椿が好きで、それは水玉模様に見えなくもない?

ロゴを制作したのは、田辺智子デザイン室の田辺智子さん。
素敵な文字を作るのがとても上手い方で、ずっと一緒にお仕事したいと思っていました。
今回大好きな着物で念願が叶いとても嬉しいです。
ロゴの候補をいくつかいただきましたが全て想像以上に素晴らしく、1つに決めるのが勿体無くて何日も悩みました。
最終的に着物のイメージを形にしたようなこのロゴに決定しました。

メインビジュアルのグラフィックデザインも田辺さんが担当してくれています。
(画像はタペストリー用デザイン)

「わたしがわたしに恋する着物」
キャッチコピー

『水玉椿』がどんな着物であって欲しいか、着る人がどうあって欲しいか。それを端的に表すなら…
願わくば、私が着物にハマったあの瞬間のようであって欲しい。

素敵なアンティーク着物のお店で初めて手にした着物。
鏡に映った自分は、すごくすごく可愛かった。

あのトキめいた瞬間から着物が大好きになり、着物で頭がいっぱいになり、下手なのに着物雑貨を作りたくて手芸をし、帯留が作りたくて陶芸を習った、毎日が楽しくてたまらなくなった。

着物のルールとか、誰かからの評価とか、正直どうでもいいと思う。
着物は特別なものじゃない。なりたい自分になりたい。
今日はワンピースにしようか?着物にしようか?そんな日々の喜びの1つになったらすごくいい。

『水玉椿』もうすぐ発売。
ドキドキ。
posted by mikikatoh at 12:00| 着物